― 帝国側拠点内・屋上 ―>>7:90[――……誰かがバタバタと走っている。行き場のない気持ちを抱えたような、足音。メルクーリオが何かを言っている。泣きそうな声で、ソマリに噛み付いて。……宥められている] ……リオ。 お前はすぐ怒るし、泣くからなあ。 悲しくても怒るし焦っても怒るし。[直情的でいて気の付く、いつでも自分の調子を崩さない部下には、随分と助けられた。……安心するのだ、こちらが]