[ たどり着いたトラオムングの格納庫では、ほとんど墜落に近い着陸をした機体が火を噴いて、魔法での消化まで使う羽目になった ]大丈夫だ、生きてるって。[ 結構な量の血を流したはずのコンラートは、しかし担架を断り、自分の足で滑走路に降りた ]さすがに、もう飛べねえか…[ すっかり焼けてエンジンがほぼ溶けた鉄の塊になった愛機を見上げ、まだ熱を持つ、穴だらけの胴体部分を軽く叩く ]お疲れさん…。[ 静かな労いを最後に、滑走路を後にした ]