― 医務室への道中 ―
[トールに肩を貸してもらったものの、身長差のあまりお互い辛い体制になっている>>9のを見かねたのだろう。
ハダリーが「よろしければ、私が……担ぐこともできますが……。」>>33と声をかけてくれる。
色々と恥ずかしいので(体重バレちゃうのでは?というのが一番の懸念事項でありることは内緒だ)丁重にお断りしようかと思ったが、ノトカー達に遅れているのは事実だし、何よりトールにずっと中腰を強いているのは申し訳ない。]
…じゃあ、お願いできますか?
[トールにお礼を言って一旦離れ、ハダリーに身を任せる。
その前に旅行バッグから瑠璃色の球体を取り出した彼は、気分転換に、と手渡してくれた。>>34]
とっても綺麗…
ありがとうございます。
[球体に輪のついたそれは、手の中で動かせば、はめ込まれた金属片がキラキラと輝いて...の瞳を楽しませる。
失血のせいか、腕が先ほどから痺れて痛くて仕方なかったのだけれど、見ていれば気が紛れる気がした。彼の心遣いに感謝する。]