人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


魔将 シメオン

だから、我とお前は先回りしよう。

[そうしておいて、魔は再び向かうのだ。自らの楽しみへと。
示したのは西のシャスラから延びる街道側、南西から砦に入る出入り口。そこもそれなりに警戒はされていようが、北西側程厳重な警戒はないだろうと思われた。そこへ、]

行くのは我と、お前とこれだけだよ。
他を連れていっちゃ、人じゃないとすぐバレるだろう?

[堂々と遊びを思いついた顔でそんなことをいう。
魔単独であれば、空から砦に至る程度容易いことだ。
だが、僕を連れていてはそうもいかぬ。そんな不便があっても僕を伴わんとするのは、魔がそれなりに僕を評価している証ではあった。]

(94) 2017/02/04(Sat) 00:43:32

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