[だが、ただの一兵卒である自分の言葉は軽く、あまり本気には取られないかもしれない。
こちらが引いている間に氷竜軍が進行してくる事を恐る声も大きい。
ちらり、とラートリーへと視線を送り。]
しゃーねぇな、俺がコイツ砦まで運んでくる。
なるべく早く戻って来るから。
アリーセはどうする、一緒に来る?
[一応お目付け役の自分がこの場を離れるのなら。
彼女をこの場に置いて行くのは命令違反である。
一応お伺いを立て、否と言われなければ連れて行くだろう。
話し合いの結果、自分は銀髪の男を連れて砦へと戻り。
残りの部隊はまあラートリー達が話し合ってどうにかしただろう*]