―医務室―
[カークをベッドに寝かせて処置を済ませれば
ようやくダーフィトの警戒も多少は緩んだだろう。
頭部における怪我の危険度は重々に承知していたが
よくよく診てみれば命に関わる怪我ではないようだった。
黙って見守っていたベルティルデ>>43へ
処置が終わったことを伝えれば、礼の言葉を言われる。
全てを聞き届ければ、ダーフィトは口元を緩めた。]
ま、幾ら訓練で予行演習してたって
実際にコトが起きてみれば意外と動けなくなるもんだ。
腰が抜けなかっただけでじゅーぶん。
[そう言って、下げられた頭の高さをいいことに
いつか武器庫で別れた時と同じように、ぽんと自らの手を置き]