……こうなってしまった以上、取れる手段は……ひとつ、ですよね。[シーツに包んだ亡骸に視線を落とし、小さく呟く] ……大丈夫です、わかっていますから。[他に取り得る術がない事も、ここから逃げる事が叶わぬ事も、どちらも理解している。だから、そう動く事に躊躇いはない。だが、他の面々はどうだろうか。指針のない状況で、見知った者たちの中にいるはずの人狼を見つけ出して……と、そう動けるのだろうか。疑問はつきないが、しかし、それに煩わされている余裕がないのも事実で]