人狼物語−薔薇の下国

554 虹竜彩菓 ― 騎竜師学校祭典中 ―


修練生 シメオン

理解が浸透したところで、なるほど、と呟き、
手にしていたマシュマロをしまおうとする。
肩掛け鞄には、ウンブラのおやつや、その他必要なものを入れている小さなポケットがいくつもある。
そのうちのひとつにひょいっとマシュマロを――]

…………ひょいっ?

[放り込めなかった。それが自ら少年の手から飛び出したのだ。
虹色の光を白いボディの周囲にまとわせたマシュマロは、
みるみるうちに遠ざかっていった。
少年はただぼうぜんとしているだけ]

(94) 2021/12/05(Sun) 22:57:22

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