[>>36恐らく望んで異界に来たものは少なかろう。小さな肩に重責を負わされる事となり、顔を歪める幼き少女の心情を包み込もうとするように静かな波紋が池に広がる。] 『勿論、今のままでは火急の魔物を相手にしても敵わんじゃろう。 其方はまだ力に目覚めておらぬ故な。 神官長は精霊の声を聞け、と其方に言ったであろう? ――それは妾達、水の精霊の加護を受けさせる為じゃ。