[そして他の村人も世話を買ってくれこそすれ、あからさまに眉を顰める者は少なかった。傷を癒す間、何も出来ぬ俺に神父やシスターは文字を教えてくれた。今でこそ難しい字は読めないが、簡単な本を読むことや簡単な手紙なら綴れるほどになっていて。恋文を書いた覚えはないが>>19文字の練習を兼ねてシスターへ日々の話や感謝の言葉をわざわざ紙に残してはいるのだ]