── Nルーム ──
[ 心に刺さらない言葉で、感情を乱すことはない。
むしろ、"疑われるように"動いてきたのだから、
疑わしいと、いくら言われたところで、取り乱すことも、荒げることも、乱すこともないのは当然のことだ。 ]
人聞きの悪い……、
っふふ、
自分から口にしておいて
憶測も何もあるものでしょうか?
"自白"に"理由"を求めること程
馬鹿げていることはないと思いますがね。
それに、前提を違えています。
まず、私は"知っていた"などと
一言も、口にしていませんよ。
[ 僕、と呟かれたことには、内心で訝しむ。
終わり、と続くのは、その身の保身か。
まさか、完全なガルーへと成り代わる懸念をしていたとは分からない。
ゲオルグへと視線が、移るようであれば。
暫く静観を決め込んでおこう。
"死への結末"は、未だどうなるのか分からない、から。 ]**