──────…![輝きが、弱い。 掲げた指の先、一瞬光が薄れて揺らいで見えたは幻影か。 それは人の子が最後に残した青き輝き《強き意思》>>5:181の齎したもの。 その名残が、大天使の光を僅かにも陰らせて、 ──── ぱりん、と。 音があれば、そのような音が響いただろう。 人の子の船から魔導砲が放たれる、船が突っ込む。 その、勢いに。 天の御船を護る、陣が破れた。*]