っ……[レイピアを引き抜かれ] [───────キィン][竜を貫き、竜の血につけたそれは宝石を出るように切っ先が触れる。悲鳴のような音とともに、そこに小さな傷と目に見えないひびを残していく。栓となっていたレイピアが抜けると、とたんに溢れる生命の源たる紅。手で抑えこみ、それでも立ったままで、親友《ファミーユ》から半歩ほど離れた位置へと。相棒《コンラート》の呼ぶ声>>11が聞こえ、そちらを見た]