まい、った、なぁ。
自分で思ってたより、無事じゃないみたい、です。
左腕が上手く動かないや……。
[へらりと笑って告げると、操縦席内を覗き込んだ兵に笑ってる場合か! と怒鳴られた。
左腕重症、右肩、頭部にも軽傷。
よくぞ真っ芯撃ち抜かれなかったな、とか何とか言われつつ、機体から引き摺り出された]
ええと、今の所属は、クラーニヒ、です、けど。
[配属艦を確かめられて、ぽそぽそと返す。
自力で動く余力のない状態、多分、行く先の選択の余地はないよなあ、と思いつつ。
案の定というか、重傷者救助の、報と共に、運ばれた先はナハティガルだった。*]