曲がりなりにも、共に……。[……ああ、そうだ。目の前に居るのが例え家族でも。横に居るのは、仲間。思い出すのは>>0:276今となっては遠い記憶。「この盾は隣の親友を護る物」と言った、その言葉。] ……そう、か。 貴方も……いえ、貴方の方こそ……。[金で戦場を渡る傭兵。幾度、かつて隣に居た者と相対する事となったのか。それは解らない。>>54……ただ。服の裾を握る手の温度は、柔らかく。暖かく。]