……先生の率いていた兵が騎士団の麾下に入りたいと、それが先生の遺言だとそう言っているのだな。[気持ちを落ち着けようと、女はレオンハルトに確認する。]――巫女姫殿下と副団長に、私の隊に加えたいとお願いしにいこう。何処か受け入れる先があるほうが話も纏まりやすいだろう。先生の代わりが務まるかと言うと自信はないがな。[その情報は巫女姫らの耳にも入った頃だろうか。女は副官を伴って、足早に巫女姫の天幕の方へと向かう。]