― ローゼンハイム個室 ―[いくら言葉を重ねたところで、無実の証明にはならない。必死に口を動かしながらもそれは分かっていた]……じゃあ、例えば、[言いながら目を逸らし、一つ深呼吸。一番近くの窓の傍へと寄り、開け放つ]