人狼物語−薔薇の下国

502 温室世界の住人たち


作家志望 クララ

― 街中 ―

[息を潜めるように座り込んで、どれくらい経った頃か。
 実際にはそれほど長い時間ではなかったかもしれないが――ともかく、呼吸も落ち着いて再び動き出せる程度に回復した頃。
 ごしごしと顔を擦ってから裏路地の端まで移動し、周囲を探るように恐る恐る顔を出した時、求めていた人影を見つけた>>90]

(リヒャルトさん、と……エルナさん?)

[何故二人が一緒にいるのかはわからなかったが、自分の用は少なくとも二人の用事に割り込んでまで済ませたいものではなくて。
 覗き見のようで申し訳ないとは思いつつ、ひとまずは様子を窺う程度の距離に留まった*]

(93) 2018/06/23(Sat) 23:07:41

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