僭越ながら指揮官殿。そのお役目、私が賜りましょう。…まあ、この絶壁ですから、上手く行く保証なんてないんですけどね。[軽く肩をすくめ]人数はいりません。元より、団体様が通れるような場所じゃない。人手と道具をいくつか、そしてしばしの時間をお与え下さい。[オクタヴィアス自らの提案ゆえ、是非もないだろう。そう見切りをつけ、後はよろしくとばかりにクロイツに手を振ると、さっさと準備に取り掛かった。]**