― 戦舞台 ―[さらりと告げた言葉、それに対する様子>>88に笑み浮かべたのは刹那の事。地に降りた魔は、優美な仕種で扇を畳み、笑う緋色>>91に一つ、頷き返す]……ああ。久しぶりに、『狂い桜』として舞う気になれた故にな。飽きる暇など、此度は到底持てそうにない、というのもあるが。[く、と笑う声は微かに熱帯びて]何せ、飽いたなどと抜かしていては、我が燭たる桜に愛想を尽かされてしまう故。[冗談めかして告げつつ、傍らに立つ従華>>89へ視線を向けて]