―渓谷 高架橋―[何処か見覚えのある景色に似た高架橋に立ち、眼下に広がる渓谷と、吹き抜ける風を頬に受けた。其処に蹄の音が混じる>>80木板を叩く遠い響きが、徐々に大きなものとなる。現れた馬上の人を、見定める様に琥珀がじっと見上げた]あんたは…―――