んん……? なんだろ、
[次に。
ふわり、ころころ。
と擬音がつきそうな感じで目の前にお菓子が落ちてきても、やっぱりどこか暢気なものだった。
雪のように白くてふわっふわなマシュマロをつまみ上げて、
目の前に持ってきて、これまた20秒くらい観察した。
じーっと]
落とし物、になるのだろうかこれは。
本部に届けるべきかそれとも……あっ。
[真面目に食べることも視野に入れてた少年だったが、
ふと見てしまった。お菓子を口に入れた生徒がぱたりと倒れるのを。
たちまち周辺では悲鳴があがり、
騒ぎは確実に伝播していく。
おまけに緊急連絡までかかる。>>7]