人狼物語−薔薇の下国

477 【R18完RP村】暁天はかく語りき、


【3】宮廷画家 ローレル

― 東屋を去りゆく前の ―

[  ある意味誘い受けともつかぬような
  心中の昏い澱みを曝すような
  言葉>>37を最初に返してしまったのは、
  なぜ、だっただろう。

  誤魔化し通すことも出来たのではないか。
  …あるいは知らないと言い張ることも。

  話して欲しいのだと
  駄々じみた問いを投げられたところで
  躱してしまえばそれでよかったはずなのに。

  渡る綱を更にか細くするような
  此れまで作り上げてきた"画家"の虚像を
  自ら壊してしまうような受け答えを
  なぜ――と、この時疑問に思うことはなかった。

  表面上の平静を取り戻しはすれど、
  胸中には動揺の潮が激しく渦巻いていた為に。  ]

(93) 2017/04/21(Fri) 17:51:03

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