おう、任せとけ。ただ飯喰らいは具合が悪いからな。[使命とか。そういうのよりも、資質があって雇われた。報酬は事前にもらった。とでも思うほうが気楽でいい。そんな巨漢の男は、気を付けてという神子の言葉に胸をどんと叩いてみせる。掲げられた杖が世界軸に影響を与え合うように、緑と紫の光が各々の配置場所にいくように散り、それに仔竜の薄紫と薄碧の光が膨れ上がっていく真冬の地でみたオーロラのような幻想的な光景が生まれ、おぉ。と低く声をあげながら見守ると、光の門が作られていた]