― 始まりの刻/洞窟 ―[腹部を貫いた刃がずるりと抜け行く>>34] っぁ かはっ…![ファルカタは握り締めたまま、左手で腹側の傷を握り締めるように押さえつけた。痛みは熱となり身体を苛み、背側の傷からは命の源が緩やかに零れ落ちる]