最優先ー!
[陣に戻ると、降下する途中から声を上げた]
ファミ…ル様の怪我、出血酷いの。
応急手当はジークムントさんがしてくれてあるけど。
止め切れてないみたいで。お願い!
[衛生兵達が慌しく動く中、ファミルは用意された天幕の中へと運ばれていった。
トルメンタから降りてそれを見送り、はあ、と大きく息を吐きながら氷竜に寄りかかる]
大丈夫だよね。ファミーユ様だもの。
みんなの想いを無碍にしたりなんか、なさらないもの。
[心配する者達を置いていったりなんかしない。
理屈にもなっていないことを言いながら、早く容態が安定するように祈った*]