[火薬を積んでいたのだろうか。連鎖的にあがる爆発音。爆風を受けて、軽く後ろに転がった] ………ッ、……!![濡れた葉と、土と、焦げたような匂い。転がるようにして起き上がると、空気弾をポケットから拾い上げ、がしゃりと装填する。先の弾は一発のみ。特殊弾は今は意味がない、他に選択肢がなかった。 ――……トリガーに指をかけた時、誰かの声が聴こえた。立て続けに引き金を絞り、向かってくる兵の頭部を撃ちつつ。何故か、顔がぐしゃりと歪む]