[遂に別れが切り出されたのは、門近くなってからのことだ。流石にここまで至れば、彼女の動きはより慎重になっていた。それもそうだろう。いかに魔軍の者とはいえ、容易に門に近づけるものとは思えぬ。不審に見破られてしまえば、それで終わりだ。二人は、息潜めるような慎重さで森を進んだ]承知した。[その彼女の言葉>>4:363に、シェットラントは頷いた。もう限界を迎えたということなのだろう。覚悟を決めたような凛とした顔を見返して、思う]