[ 氷の剣が貫いたのは、混乱に隙を見せたトールに背後から飛びかかろうとしていた焔の狼の頭...ごう、と音立てて散った焔は、トールの顔も少々は灼いたか ]ぼーっとしていると、命を落とすぞ!貴様、戦士の気概はどこへやった?![ トールは、どう反応したか、まだ惑乱の中に居るようであれば、血塗れた左腕の拳を固めてごん、とその頭上に拳骨を落とす ]俺が死ねと命じるまで、死ぬ事は許さん!さっさと目を覚まして、勤めを果たせ!