― 後退後:拠点・天幕 ―
古くから……、……もしかして……。
[>>52その言葉に、>>0:333かつて食堂で彼女が語った“幼馴染”の話を思い出した。]
……わかってる。
ウェルシュの行為は、誰から見ても軍規違反で……その結果、他の誰かが死んでいたかもしれない。
[>>53それは、今目の前に居るこの男も含めて。]
……それに、なにより……。
[ウェルシュが敵将を庇った、と報告された折の、どこか淡々とした響きを思い返す。
手練れ同士の、決闘。その中に割り込んだ、少女。泣きじゃくり霞む思考でも。……或いは、だからこそ。それが何を意味するのかは、察せられる。]