― 水霊領域の小島 ―
譲れないもの、かぁ。
……そういや、宰相府でもお菓子と花茶は欠かせない、っていうもんねぇ。
[実兄の仕事場を思い返しつつ。
船長室の菓子箱の話>>87にはそこまでかぁ、なんて目を丸くしていた]
そだね、美味しいご飯は大事。
そこは精霊師団でも騎竜師隊でもかわんないもんねー。
シンシャのご飯、イリィにくっついて行った時に何度か食べたけど、見た目も綺麗で美味しいの多いんだよねぇ。
[歩調を合わせてもらっている事には気づかぬまま、のんびり話しながら屋台へと向かう。
たどり着くより少し前、離れてついて来ていた水霊があ、と短く声を上げて身を翻した]