言った筈だ、君の命は正しく使うと。[アレクシスの脇を駆け抜け、その血に纏ろう呪を確かめながら、クレステッドに返す主君の言。決して退かぬは剣の定め。>>89クレステッドの一本槍にも似た直情は、理解していた。だからこそ、重い右腕と言う荷物を抱えてまで背後を取った。クレステッドが焔を受けるなら、その一瞬を狙うように。]