人狼物語−薔薇の下国

497 堕天の服従試験


従属の天使 エレオノーレ

[ 噛み締めた唇は、動かすごとに鈍く痛む
 それでも、言葉を紡ぐのは
 失ったものの手がかりを探しているから。

 ぽつり、呟かれた声を拾ったなら>>87
 頷く代わりに、ゆっくりと瞬きひとつ]

 ―――私は、神の手足 ですから

 手足が何かを思う必要は
 きっと……ない、でしょう?

 何かを特別に思い、愛するのは
 手足の主である、神だけ それでいい
 神の愛を説くというのは、そういうものだと……

[ 彼の質問に答えているはずなのに
 さながら、自問自答しているようだと思う。

 仲間のうちには、人と深く関わりを持つ者もいるとは知っている
 それ自体、間違っているとは思わない。

 けれど何かに情を注いでなお、今を保てる強さなど
 自分にはないと思っていたから]

(92) 2018/03/21(Wed) 16:58:22

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