人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


傭兵 クロイツ

[そこで一度口を噤む。
この先の言葉を告げるのは、少々恥ずかしくもあった。
だが言わなければ、自分がどうしたいか彼には伝わらない]

 ……で、実はその命令に従えなくて、軍を今日付けで辞めてきた。
 前に言った通り、私……俺はあなたを見張るのが役目だからな。
 あなたが理想を実現することが出来るその時までずっと。

 だから……。
 これからも今まで通り、武芸の師として。
 いや、対等の友人として。
 付き合ってもらえないだろうか、オクタヴィアス。
 
[それだけ言い終えてよほど恥ずかしかったのか、珍しくオクタヴィアスから目を背けてしまった]

(92) 2016/02/13(Sat) 00:29:14

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