ー宿・廊下>>80>>81>>82アリーセー
い、いいの?本当に?
じゃ、じゃあ…少し借ります…!
[”どうぞ”と差し出してはくれて凄く嬉しいけど、涙目だし手は震えているしで青年はなんだか罪悪感が芽生えていた
もしかしたらアリーセもぬいぐるみ好きの同志なのではないだろうか?
そう思いはするがぬいぐるみに対するもふもふしたい欲は無くならず、なるべく早く返そうと誓って…]
クマさん……クマさん……はあぁぁ……
[クマさんのぬいぐるみを抱きしめて恍惚とした表情を浮かべたまま静止する
どこか別世界に意識が飛んでしまっているかのよう
誓いはどこへ行ったやら
流石に揺すられでもすれば意識も帰って来るだろうけど]