ですので、モーリッツ先生が私を妻に据えて、大学に通わせてくださったんです。 婚姻届は、署名して二人で届けるだけという非常に簡素なシステムでしたので、利用させてもらいました。 モーリッツ先生には、もうどう御礼をしていいのかわからない…。 リングは、士官候補生は野獣だから気をつけろ、とモーリッツ先生がお守りに持たせてくれたんですよ。[これが、左手薬指の約束の指輪の真相である]