人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


流離の勝負師 ディーク

[先刻の自分同様、城の外へと投げ出される身体を宙で受け止める。
伸ばされた手の強さ、確とした質量、そして温もり。
両手に抱いて、少しずつ高度を下げながら滑空する。

すぐ後ろを、すさまじい破壊の力をもつ灼熱の束が突き抜けていった。
時ならぬ朝焼けに、鳥たちの群れが一斉に羽搏く。
白い翼は、その中に包み隠された。]

(91) 2017/02/05(Sun) 13:50:34

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