─ 『天聖の間』 ─
[郷の記憶は断片的に戻ってきているが、大事な部分はまだ取り戻せずにいて。
ユーリエが願うもの>>87も知る由が無いメレディスは、叶えてやれないことを悔やむことも出来ない。
今はただ、彼女の全力を受け止めるために戦う。
自分自身が攻撃に出ることに意表は突けた>>88ようだが、それに怯むユーリエではなく。
緋色の煌きと乳白色の輝きをメレディスへと突き出してくる]
真っ向から、か。
[くっ、と思わず喉奥で笑ってしまう。
侮るのではなく、正面から、文字通りの全力で向かって来るのを清々しく思ったため]
(手癖悪く行く心算だったんだけどなー…)
[ふふふ、とつい笑いが出て止まらない]