

[肌に添う夜気のほか、羽織るのは丈足らずの上着だけ>>72
膝をくすぐる髪の感触に、堪え切れず小さく喉で笑い]
何時でも、何処に居たって、
貴方は私を独り占めしてきたでしょう?
これまでも、これからも。
[光精の長に禁じられようと、また、と告げられる約束を想う度、
自然と脚は常夜の森に吸い寄せられた。
細い髪に指を通し、戯れに巻きつけながら、
終の棲家となった黎明館を見上げる。
気を惹き直すように首裏に巻きつく腕、
せがむ言葉に、唇を甘く解き]
結末は――…、
“そうして二人は、何時までも幸せに暮らしました?”
[素知らぬ振りを返して、彼からの答えを強請る]