−カシムとの部屋−
[死に行く前に、部屋へ戻りペンを走らせる。]
親愛なる我が弟分へ
あんたがこれを見る頃、私はたぶんあの世にいる。
心配かけてばっかりだったよね。ごめんなさい…
でも、安心して。そうやすやすとは、行かないから。
私の無実を証明できるであろう証拠が、きっと、あんたの元へ届く。
それを信じるかどうか、使うかどうかは…あんたが決めなさい。
あんたなら、きっと『運命』に向かっていける。
サシャはもういない、とか思うなよ?私の魂は、このライフルと共に、あんたの心の中にあるんだから。
言いたいことは、これで全部。
−上層部に、気をつけなさい。
では、グッドラック!
P.S.私が使ってたライフルと、その『怪獣の着ぐるみ』…あんたにあげる!
[文をしたため、今まで使ってた銃と一緒に、『怪獣の着ぐるみ』の下に敷いて、部屋を出た。
カシムが戻ってきた>>87のは、その後のこと。]