―地下への階段―
……どうして、こんな所に……?
「……地下へ行こうとして、やめたの……。コンスタンツェ、あなたこそ……。」
……あなたと……話したいことがあって、探していたのよ、エレオノーレ……。
丁度いいわ、座りましょう。怪談だけれど……立ってたら、余計体力を消耗するわ……。
「……そうね……。」
[不気味なくらい静かな会話と共に、私達は、階段の段差に腰かけました。
彼女の顔すら見ずに、私はその時、どんな表情でいあのでしょう。きっと……恐ろしく強張った、そんな顔をしていたのではないでしょうか。]