人狼物語−薔薇の下国

554 虹竜彩菓 ― 騎竜師学校祭典中 ―


修練生 シメオン

うん、……見た目通り。優しい味がする。
ありがとう。

[と、イシュケと挨拶するようにクルルと鳴いていたウンブラが、
興味深そうに、もとい、お菓子を食べたそうに少年の腕にすり寄ってきた。
竜が食べられるやつはこれかな、とミヒャエルにも確認を取ってから鈴カステラをひとつ与えれば、
あっという間に平らげてしまった。

穏やかな時間が流れていた。

それは突如、破られることになる。>>#1
もっとも少年は、聞こえた甲高い声を雑音には思わなかった。天から降る歌声のようだ、とは思ったが]

(91) 2021/12/05(Sun) 22:45:03

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