[ジェフロイの肩がぶち当たった場所など、
咄嗟には何も意識していない。
が、軽く息が詰まったところをみると胸に程近い辺りであろう。
ともあれ今は気に留める間もあらばこそ、
ジェフロイと縺れるようにして地へと倒れこむ。
木剣は意地でも離すつもりがなく右手にしっかと握り締め、]
……ぐ、
[体勢を崩し、木剣を上から突きつけてやるつもりでいた。
相手の抵抗を封じれば勝利だ。
だがさすが、一筋縄ではいきそうにない。
肘打ち>>86に鈍く息が詰まった。勢いが落ちていて幸いだ。
まともに食らえば、それだけで痛みに蹲まったのではなかろうか]