[シモンの声は、扉を通していたし控えめだった>>87ので、途切れ途切れに聞こえてきた。それでも誰が宿屋に到着したかすぐ理解できて、慌てて扉を開ける。]やっぱりシモンか。早く入れ、体を冷やさないうちにな。[未だ左足を引き摺る彼を、荷物を運ぶの手伝おうか?と尋ねると同時に、手早く現状を説明する。]実はレジーナさんが、雪の中に埋まっているところを発見された。残念ながら、もう息はない……。*