しかしジムゾンがパメラを心配しての苦言、と知っているからこそ。決して重度とは認めないにせよ、シスコンでもいーじゃないかと開き直っている兄としては声を荒げたり反発したりしない。あくまで殊勝な態度を心がけつつ、だけど止められないのよと一抹の自己擁護を織り交ぜて、その場をなんとかやり過ごそうとするのが常だった。驕りの酒はもちろん有難く頂きます。只より安いものはないし、時折口煩い村人から”酒を控えろ”と説教を食らう身としては、飲むことを許されることは非常に有難い。*]