― 天上宮 ― わ、わ。[よく考えたら唐突すぎる名乗りに驚かせてしまったのではと慌てるが、名乗りが返れば安堵したように一息ついて] 朱雀様が? は、はい、そうです。 此度は初陣で、この討伐に参加することになって……。[と、どうにかここに至る経緯を説明する] それで、城下へ向かう時の案内は、貴方に頼むように言われたんだけど。[じ、と、朱雀の眷属たる青年を見上げた]