[別に邪魔しないならと一緒に洞穴に入り、コボルトの群れを駆逐して帰ってきた。あの時はわからなかったけれど、狭い洞穴の中で長剣を振り回す青年をきっちり明りで照らしながら、"邪魔にならない"でいるのは相当技量が必要だ。さりげないサポートも、さりげなくない応援も、実に的確だった。だからというわけではないけれど、外に出たあとの誘いには一も二もなく頷いた。] ……魔物が来る場所…。 おやじもおふくろも、そこで戦ってるかもしれない…[唇を噛んだ言葉は、さて聞かれたかどうか**]