―学校跡・帝国側拠点内―[不意に派手な足音が、遠くに生えた。次第に距離が縮まる。カウントダウン。2、1、]…おやん。メルクーリオ。そんなに生き急いで、どうかしたァ?[空虚な軽口を投げると、馬鹿なこと言ってないでくださいとばかりに、キリリと強く睨まれた]冗談だ。――わァってるよ、おまえさんの用件は。[よっ。と椅子から背を起こす。身体は、鉛のように重かった。…おそらく、メルクーリオも聞いたのだろう。彼が慕っていた上司が、帰らぬ人になったことを]