人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


野茨公 ギィ


 シメオン。君に謝らなくてはいけない。
 巻き込んでしまって、すまなかった。
 サラ。君にも。

[視線を上げ、燻る部屋を見ながら謝罪を紡ぐ。
謝罪は、彼の血親にも向けられた。

アプサラスは彼を本当に可愛がっていた。
片時も離さず側に置いて、
扇で撫でるように優しく密やかに愛でて、
彼が見ていないときには、ずっと彼に視線を注いでいた。

息子を失った心痛はいかばかりか。
自身の痛みと重ね合わせて、悼む。]

(90) 2014/02/24(Mon) 18:03:16

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