人狼物語−薔薇の下国

525 ルー・ガルー戦記 11 〜カーマルグ半島帰属戦〜


ゼファー軍 将軍 バルタザール

― 北東の森 ―

[ 二人きりの会談を終えた元首が、恐ろしい渋面だったのが、染みる薬草のせいで、顔に明らかに殴られた痣を残した将軍の酷い顰め面が、念のため飲んでおいた薬酒の苦さのおかげだという事は、運悪く二人を目撃した兵士達には、判らなかったろう。 ]

フェリクス殿を失ったばかりの貴君等には、色々と、思う所もあるだろうが、元首殿の機嫌がどうであれ、任を得たからには、私も、全力もって先鋒を務める所存だ。
よろしく頼む。

[ 更に、決戦準備に慌ただしい野営地で、新たに麾下に付いたケファラス隊の待機場所へ、わざわざ挨拶に出向いてきた将軍の姿と、かけられた言葉に、応対した若い小隊長が「は?いえ、はい!」と、思わずきょどってしまったのも仕方のないことだった。 ]

(90) 2019/11/12(Tue) 00:12:51

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